資格は必要?ジュニアバレーの監督・コーチになるには
ジュニア期におけるスポーツ指導者は、自身の子どもがクラブに入部したことがきっかけでコーチになったという人も多いのではないでしょうか
かくいう私もコーチになったのは子どもが地域のクラブに入部し、私自身バレーボールの経験者だったことからコーチの打診を受けることになりました
そこで気になるのが指導者の資格です(?)
え?そうでもない?
そこで今回の記事では、ジュニアバレーボールの監督・コーチになるには資格は必要なのか解説をしていきたいと思います
指導者資格は必須か
結論:場合による
めっちゃ怒られそう!笑
詳しく解説しますのでご安心ください
指導者の資格が必要かどうかは、そのチームがどのような大会に出るかどうかで決まります
ご自身のチームが、日本小学生バレーボール連盟(外部リンク)が主催する大会(予選を含む。)への出場を目指している場合は、指導者の資格が必要になります
以下、日本小学生バレーボール連盟指導者資格要領からの引用です
(全日本バレーボール小学生大会におけるベンチ入りの要件)
日本小学生バレーボール連盟
(1)全日本バレーボール小学生大会のブロック・地区・都道府県大会予選会においては、日本小学生バレーボール連盟認定指導者・日本バレーボール協会認定準指導員及び公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)認定バレーボール(コーチ 1・コーチ 2・コーチ 3・コーチ 4)が最低一人はベンチに入っていなければならない。
(2)全日本バレーボール小学生大会の全国大会においては、公益財団法人日本スポーツ協会認定バレーボールコーチ 1・コーチ 2・コーチ 3・コーチ 4 のいずれかの資格取得者がベンチ入りしなければならない。
監督・コーチ・マネージャーのベンチスタッフの誰か1人さえ資格を持っていればOK!
一方で、チームが指導者資格を要しないローカルの大会のみの出場、もしくは試合には出場せずクラブチームというよりはバレーボール教室という立ち位置で活動するのであれば指導者の資格は不要というわけです
チーム、クラブの運営方針によって判断しましょう
資格の種類
資格の種類として、日本小学生バレーボール連盟の指導者資格要領に以下のように定められています(2024.5月現在)
日本小学生バレーボール連盟認定指導者
①2021年以降に実施の全国小学生バレーボール指導者一次講習会修了者
②日本スポーツ協会認定スタートコーチ
③2018年以前に実施の全国小学生バレーボール指導者一次・二次講習会修了者で、更新講習修了者(新一次講習受講含む)。
ただし、全国大会に出場した場合は、当該資格は認められません
日本バレーボール協会認定準指導員
・2021年以降に実施した全国小学生バレーボール指導者二次講習会修了者
連盟認定指導員と同様に、全国大会に出場した場合は当該資格は認められません
日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ
・日本スポーツ協会が公認したバレーボールコーチ
※指導者資格要領の引用では"認定"となっていますが正式には"公認"です
公認バレーボールコーチには、1〜4までの種類があり、その数が大きくなるにつれて求められるコーチの能力が高くなります
各大会の予選会等においては、上述した認定指導者、認定準指導員資格で大会出場が可能ですが、全国大会にはこの公認バレーボールコーチの資格を持っている必要があります
私が保有するのもこの「バレーボールコーチ1」です
まとめ:資格取得を目指そう!
今回の記事では、ジュニアバレーの運営に必要となる資格を説明いたしました
自身のチーム・クラブの運営状況に応じて、必要となる資格の取得を考えてみてください
ポイントは、ベンチスタッフである監督・コーチ・マネージャーのいずれか1人が持っていれば、必ずしも資格取得をする必要はないということですね
しかし、スポーツのコーチング論、トレーニング理論やジュニア期における子どもとの関わり方などは日々アップデートされています
そのため、これらの資格はいずれも更新期限が設けられ、継続して資格を保有するためには更新講習の受講が求められます
こうした講習の機会を活用し、監督・コーチとしての指導力を向上させるためにもぜひ資格取得を前向きに検討していただければと思います!
資格の取得方法については、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください
以上、終わりますっ